2013年12月9日(月) 太田プロ月笑ライブ報告

2013年12月9日(月)太田プロ月笑ライブ報告

近年は『AKB48選抜総選挙』歴代1位すべてが太田プロ所属というのもあり、アイドルの方々が何かと注目されていますが、やはりお笑いあっての太田プロ。そんな太田プロが創立50周年を迎えました。今一番面白いネタを披露する芸人は一体誰なのか!?太田プロの“今“を感じられるのが「月笑」。そして本日は2013年の集大成で、クライマックスシリーズです!

年間ポイント争いにより、順位付けされた芸人達。セミファイナルで2位と3位が激突し、セミファイナル勝者が昨年の王者風藤松原に戦いを挑みます!もちろん、その他にも年間ポイント20位までの芸人や、豪華ゲストも登場とのこと。クライマックスシリーズ記念号豪華パンフレットを見ながら、開演を心待ちにしました。有難い事に、立ち見のお客さんもいらっしゃいます。

オープニングそんな中前説は意外な人物で、くじら。21位だった為本編には出られなかったそうなのですが、後輩にイジられまくりのくじららしい前説となりました。何故か最後に新作モノマネとして『T.M. Revolution』の曲を歌いました。ツッコミ所満載です。

オープニング風藤松原のマナーを大切にする人を褒めちぎるマーナーおじさんと、前代未聞の昨年の優勝者発表のシーン(MC彦摩呂が「トップリード」と発表してしまい、言い直すというハプニング)や月毎1位を発表するなどのVTR後に「皆さんこんばんは!」と元気に登場したのはやはりこの人!月笑の水先案内人彦摩呂です!!そして昨年プレゼンターのつるの剛士、昨年に引き続きでアシスタント笹木香利も加わり、クライマックスシリーズに相応しい豪華なMC陣となりました。創立50周年の話題から、つるのが初めて太田プロに入った日に彦摩呂と会ったという話になり、当時2人は「兄弟か?」という位顔が似ていたそう。しかし、今となっては全く似ていない為、「何でこんなに変わったんや!」と叫ぶ彦摩呂。「躓いたらエアバックが出ちゃった」と自身は表現していましたが、明らかに肥え過ぎです。今にもジャケットのボタンが客席に飛んでいきそうで、はち切れそうなその体。今年もビックリしてしまいました。

20位【南国ブレイクショット】ナインボール。沖縄出身な2人、ヤッキー(友寄)が沖縄のサッカーを盛り上げる為にサッカー日本代表の監督を沖縄の人にしたいと言う。方言が強い監督と通訳をする人で漫才。

19位【見ザル聞かザル喋りザル】FREE MONKEY。紅葉を見に行った話から、宗像が志野を邪険にしたかと思えば……自分達を様々なグループに例えます。後半は縦にも並ぶ新しいトリオ漫才。

18位【毒舌饒舌二枚舌】メンソールライト。古風な出囃子と着物着用、台の上に正座と揃えば落語です。子供の話で笑いを誘い、プロポーズをおでんに例えた話では客席から大きく「おー!」と感嘆の声。

17位【牙を抜かれたライオン】神宮寺しし丸。大江千里さんのヒット曲「格好悪いふられ方」音響を挟みながら、様々なシチュエーションで格好悪いふられ方をした男のショートコント。

16位【おっちょこちょいなヒーロー芸人】サイクロンZ。メンタリムズムズ。終わった後に居心地が悪い感覚になってしまうというメンタリムズムズ。凄いのか凄くないのか解らなかったり、明らかに凄くなかったりする不完全なマジックにまさしくムズムズ。

 

ここで再度登場のMC陣。笹木が「急遽、スペシャルゲストコーナーに移ります!」とのアナウンス。その急遽決まったゲストとは……松村邦洋!
 「他力本願でモノマネをしている」と言い、モノマネをさせて頂いている方々に敬意を表しながらも、西田敏行さんやビートたけしさんや堺雅人さん等のモノマネで、テレビではとても見られないだろう衝撃シーンの数々。お得感たっぷりでした。

スペシャルコーナーが終わるとMC陣が登場し、壇上には松村を含め4人の姿がありました。巨体を揺さぶる松村と彦摩呂。やはりその豊満な肉体の話になりますが、最後は松村の貴乃花親方のモノマネでコーナー自体を豪華に締め、次はいよいよ2位と3位が対決のセミファイナルです! 早速参りましょう!!

3位【下北沢のヌーベルバーグ】ダーリンハニー。月笑ではもはやお馴染となった鉄道漫才「高田馬場」。流行語大賞やコンビ名の改名……秀逸に鉄道を絡めます!

2位【封建社会が産んだ廻らない歯車】アルコ&ピース。“ドラゴンクエスト”をする孫とその邪魔をするお爺ちゃんのコント。お爺ちゃんのエゴな所業の数々!

 

 

ここでMC陣がまたまた登場し、笹木から投票方法の説明。お客さんには、あらかじめ配布のピンク色のアンケート用紙に、アルコ&ピースかダーリンハニーかどちらが面白かったかで○を付けて頂きお手伝い芸人達がその紙を回収します。それでは集計の間に、15位〜11位のネタをお楽しみ下さい!

中MC15位【お笑いアシンメトリー】やさしい雨。30歳実家暮らしで独り身の為肩身が狭い松崎は、クリスマスに吉本を誘い映画を見ようとしますが、吉本の彼女も一緒だという。吉本の衝撃発言に松崎が吠えまくるコント。

中MC14位【クールダウンは許さない!】コブラナッツ。狩りに出ずにはいられない肉食系女子のコント。ダイビングのインストラクターや“富士急ハイランド”で迷っている外国人の落とし方。最後は応用編で、鼻につく金持ち男の口説き文句の断り方。最後は姑息な手を使い否応無しに輝く展開に。「今、太田プロで一番輝いているのは私達よ!」と叫ぶナッツ。

中MC13位【生涯若手宣言】アンバランス。ツッコミ黒川の願いを叶え、ボケとツッコミを入れ替える。東京オリンピックに水泳で出たいとの漫才。

中MC12位【前期若年者芸人】アイデンティティ。“ルパン三世”『カリオストロの城』の名シーンで漫才。

中MC11位【頑張れ半袖!負けるな短パン!】タイムマシーン3号。世の中肥満が多いと問題になっている。世界中の人々にもっとデブが溢れたら、デブ専用の遊園地が出来るだろう。デブニーランド漫才。

「デブニーランド行きたいな!」との声で登場した彦摩呂筆頭のMC陣。セミファイナルの集計が終わった為、アルコ&ピースとダーリンハニー両コンビを呼び込みます。いよいよ結果をつるのが発表……「215票!ダーリンハニー!!」。アルコ&ピースの104票と大きく差が開きました。「今年はコントの大会で苦情がきて漫才の大会では決勝に残れず、最後の最後にこうして勝てず、今年唯一良かったのはこうして皆さんの元気な顔が見られた事だけ!」とのアルコ&ピース平子の敗者コメントに、会場では笑いと拍手が巻き起こりました。そして、まだまだ盛り上がる月笑クライマックスシリーズはここで10位〜4位までの7組が一気に登場です!ダーリンハニーにはその間、ファイナルへの準備をしてもらいます。

中MC10位【スーパーソニック宴会部長】360°モンキーズ。ショートコント「近所迷惑」「忘年会」「野球ゲーム“ファミスタ”」等のショートコント。

中MC9位【イノセントな悪ふざけ】ブラックパイナーSOS。内藤が幸せを感じる瞬間を伝えるが、山野が「気持ち悪い」とイジり倒します。更に、新宿から新宿三丁目の一駅でも座る内藤は、山野になじられ漫才中に座ってしまうのです。

中MC8位【ペンは銃よりも強し】マシンガンズ。悪口漫才。他人をひがみねたみ、そして互いを責め合います。

中MC7位【平静の爆笑王】新宿カウボーイ。客席から登場のかねきよにビックリするお客さん。「物忘れが酷い」と言う石沢に、かねきよはアドバイスでは無くギャグで返します。今回の出た目は、石沢が“1”を出しかねきよが訂正して“4”を出す2段階方式でした。

中MC6位(4位タイ)【クライマックスよろしくちゃ〜ん!】インスタントジョンソン。合格発表。大学に落ちたスギ。と、受かったじゃいはゆうぞう店員がいる不動産屋へ入ります。落ちたスギ。への仕打ちが酷すぎるコント。

中MC5位(4位タイ)【青春ギャンブラー】火災報知器。コント師のイメージが強いコンビだがセンターマイクの前に現れ、太った高松は「太田プロデブ多い!」と叫びます!小林の理不尽さにキレる高松と思いきや仲良くじゃれ合う漫才。通常コントでも好評の展開です。

中MC4位【小さなコント工場】トップリード。何でもジャンケンで勝敗を決める夫婦。負けてBGMに乗せて楽しく家事やゴキブリを始末しようとする和賀の、リズム感がなさ過ぎでほんわかした雰囲気のコント。

ここで、MC陣3人が登場。次はいよいよクライマックスシリーズの目玉であるファイナルです!2012年月笑王者となり、2013年『THE MANZAI』(CX)ファイナリストとなった風藤松原。月笑王者の座を守れるのか!対するダーリンハニーは、昨年16位からの快進撃!この勢いに乗り、初王者となるの

【下北沢のヌーベルバーグ】ダーリンハニーは、やはりここでも鉄道漫才「高田馬場」。
2回目の運転となりました!鉄道ニュースの話題から、ゆりかもめのモノマネ、働きたい場所は?となり、桃太郎のリメイクをやりたいとなります。鉄道ネタ満載の桃太郎。会場は終点まで笑いが止まりません!

【バラード漫才】受けて立つ風藤松原は、「雨男だけ目立ち過ぎ」だからと、色んな男を題材に大喜利漫才!松原の妄想の中でだけ存在しそうな、様々な男達です!!

ここでMC陣が登場。セミファイナルと同様のシステムで、お客さんに投票して頂きました。集計を待つ間、出演者を呼び込み太田プロ若手芸人が勢揃いします。彦摩呂が高松に「太ったなー」と言ったり、トップリード単独ライブやエイトライブの告知がありました。更に、12月1日に結婚式を挙げたとのスギ。の報告にゆうぞうの「おめでとちゃ〜〜〜ん!」、彦摩呂の「新婚生活の宝石箱や!」が飛び出します!

中MCそして、風藤松原ダーリンハニーの2組が前方に……全く異なるタイプの漫才2組、王者は一体どちらなのでしょうか!?今年も彦摩呂が発表します!ドラムロールBGMが流れ、


「2013月笑クライマックスシリーズ、チャンピオンは……ダーリンハニー!!」

声が響き渡ります!!

中MCスペシャルプレゼンター太田プロ所属“AKB48”北原里英も登場し、優勝トロフィーを授与!そして、日刊スポーツ様・リアルライブ様からも豪華な賞品を授与して頂きました!記念すべき50周年でのチャンピオンとなったダーリンハニーのコメントは、会場を電車に見立て「今日の乗客の皆様、ありがとうございました!」。

笑いの渦に巻き込み、駆け抜けた月笑2013。残念ながら、最後の最後に負けてしまった風藤松原ですが、「15日にぶつけます!」との心強いコメントがありました。この悔しさをバネに12月15日(日)『THE MANZAI』(CX)の大舞台で、精一杯戦って頂きましょう!

アイドル北原里英が「(月笑に来た事で)自分は太田プロなのだと改めて感じた」とコメントした様に、やはりお笑いあっての太田プロ。2014年月笑は1月27日(月)に増刊号、通常回は2月10日(月)からです!2013年はご贔屓にして下さり、本当にありがとうございました。2014年もよろしくお願い致します!!
そして最後に、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
(ライター:西田有希)

西田有希:1982年徳島県生まれ。2008年に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞をきっかけに、本格的に執筆活動を開始。またお笑い界にも精通しており、ライブリポートも数多く発表している。著書に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞作品を収めた「ファン」(主婦と生活社)がある。

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