2015年12月14日(月) 太田プロ月笑ライブ報告

2015年12月14日(月)太田プロ月笑ライブ報告

開演前、明治安田生命ホールロビーでは、ホシノユキの無料手相鑑定や、ゆるキャラ(?)のおじニャンとのぶニャンと写真撮影ができたり、かがわの水割とペンギンジャンプ坂下が描いた“今年の月笑”の絵がたくさん飾られていたりとまるでお祭りのよう。とても賑やかでした。

本日は、クライマックスシリーズ。満員御礼です。舞台上では、年間ポイント上位3組が戦い“一番面白い芸人”を決定します。チャンピオンは一体誰なのか!?また、上位3組以外がネタをするエキシビジョンも見逃せません。太田プロだからこその豪華ゲストも登場と、大きな花火をどんどん打ち上げます!

ガッチキール前説は、年間ポイントランキング21位のガッチキール。本日、12月14日が22歳の誕生日だと明かす中村。コールアンドレスポンスでは、「中村君誕生日〜」と穴井が言うと、大きな声で「おめでとう!」とお客さんに言っていただいた。にも関わらず「さぁ、ということで」と淡々と前説を進めようとするクールな中村に穴井がツッコミ、会場から笑いが起こる。最高の誕生日だっただろう。

オープニング数多くの有名芸人・タレントを輩出してきた太田プロライブが“月笑”としてリニューアルしたのは2008年2月。これまで、2008年2012年は風藤松原、2009年2010年2011年はトップリード、2013年はダーリンハニー、2014年はタイムマシーン3号がチャンピオンに輝いている。MCは、今年も月笑水先案内人こと彦摩呂。アシスタントは、月笑お馴染の笹木香利が担当する。笹木が投票方法を説明すると「もぅ、みなさん参加型なので、株のトレーダーの気分になりまして、“私が育てたんや!”という思いになっていただいきたい!」と彦摩呂は客席に語りかける。

白い用紙には、年間ポイント数20位〜4位までの芸人の中からお客さんに面白かった3組に○をつけていただく。2位のインスタントジョンソンと3位の360°モンキーズが激突するセミファイナルでは、水色の用紙に面白かった方に○をつけていただき、スタッフがその場で回収する。ファイナルでは、セミファイナル勝者と1位のタイムマシーン3号が激突し、ピンク色の用紙に面白かった方に○をつけていただき、スタッフがその場で回収し集計後王者が決定する。年間ポイント数上位にはハンデもあり。連覇を狙うタイムマシーン3号にどう太刀打ちするのか、見物だ!まずは、ネタエキシビジョン1(20位〜16位)からスタート!!

FREE MONKEY20位【見ザル聞かザル喋りザル】FREE MONKEY。磯野が心あたたまる話を披露するのだが、竹澤が次々に言いがかりをつける漫才。

アイデンティティ19位【前期若年者芸人】アイデンティティ。よく行く居酒屋で声優の野沢雅子さんを見かけたという見浦に、田島が“ドラゴンボール”の孫悟空のモノマネをする。

ギャルズ17位タイ【どたばたスペシャリスト】ギャルズ。今年最後の月笑でもギャルズらしいどたばたコント「人喰いモンスター」を披露。

17位タイ【お笑いアシンメトリー】やさしい雨。本日はお休み!

パニーニ16位【ザ・お笑いサンドイッチ】パニーニ。ものまねや、様々なテレビ出演のきっかけとなった“空耳アワー”でありそうな作品などのショートネタで会場を沸かす。

ここで、彦摩呂と笹木が登場すると「(パニーニに)分かりやすくていいわ〜!(アイデンティティに)野沢雅子さんのモノマネ似てたわ〜!」など、彦摩呂がこれまでの感想を述べる。次は、2位の360°モンキーズと3位のインスタントジョンソンが激突するセミファイナルだ。

360°モンキーズ3位【スーパーソニック宴会部長】元巨人サンチェのモノマネなど、360°モンキーズらしいショートネタの数々。杉浦がネタの順番を間違えてしまう一幕もあったのだが、それすら笑いに変えた。

インスタントジョンソン 2位【セミファイナルよろしくちゃ〜ん!】プロレスラーに扮するゆうぞうの登場曲をポーキー野田が作詞作曲し歌うのだが、社長(スギ。)には届かない!

この結果はスタッフが回収し、後ほど発表する。
その間は、年間ランキングの15位〜11位が登場のネタエキシビジョン2で楽しめる。

 

新宿カウボーイ15位【平静の爆笑王】新宿カウボーイ。冒頭から暴走するかねきよ。「旅行を計画している」と言う石沢に、かねきよはやりたい放題だ。本日はいつものサイコロの出目はなく、「すいま戦隊ゴメンジャー」で締めた。

パーマ大佐14位【縮れ毛中間管理職!】パーマ大佐。「おべんとうばこのうた」と「森のくまさん」を、音楽一家で育ったパーマ大佐が、素敵で笑えるアレンジを加えた。

トップリード13位【小さなコント工場】トップリード。キャッチコピーは“小さなコント工場”だが、お馴染となってきた“おじゃまします漫才”を披露。コンビを組んで15年目の二人が、仲良くやっていく為の約束事とは?

ワールドヲーター12位【イッツショヲータイム!】ワールドヲーター。“スーパーマリオ”のBGMに合わせて、最高のパフォーマンスで魅せる。

ぐりんぴーす11位【豆の底力】ぐりんぴーす。牧野は落合に好きな人がいると打ち明ける。しかし、その好きな人が“綾瀬はるか”だと言う牧野に、怒る落合。思い悩む牧野に、落合は怒りながらもアドバイスをするのだが・・・。

セミファイナルここで、MC陣とインスタントジョンソンと360°モンキーズが登場。360°モンキーズ杉浦が四国アイランドリーグのトライアウトに合格し、来年からプロ野球選手として愛媛県に行く可能性がある為、彦摩呂は「その間はどうすんの?」と聞くと「僕はインジョンに入れてもらいます」と山内が答え会場大爆笑!それに対し、「インジョントライアウトがあるので・・・」とじゃいは山内にもトライアウトを受けるように勧めた。

 

そして、いよいよセミファイナル勝者が発表される。彦摩呂が叫んだ名は、インスタントジョンソン!

決勝戦のその前に、ネタエキシビジョン3(10位〜4位)!ここからは、年間ランキング上位芸人が続々登場する。

火災報知器10位【青春ギャンブラー】火災報知器。電車の改札で、駅員(小林)と客(高松)の奇妙なやりとりをコントに。どんどん引き込まれた。

マシンガンズ9位【銃はペンよりも強し】マシンガンズ。飲み会や合コンでの女性の言動に物申す漫才。女性のことが大好きなマシンガンズだからこその着眼点で、拍手笑いも起きた。

ロックス7位タイ【下町生まれお笑い育ち】ロックス。質屋に来た客(鎌田)が売りたい物に、困惑する店員(渡辺)のコント。

7位タイ【産業社会が産んだ廻らない歯車】アルコ&ピース。本日はお休み!

アンバランス6位【生涯若手宣言】アンバランス。童謡「おおブレネリ」などの歌詞の謎を題材に。「多少パーマ大佐とネタがカブってんねん。でもやり方は違うから、最後まで貫こう!」と山本が話すなど、アンバランスはアドリブも抜群だ。

サイクロンZ5位【おっちょこちょいなヒーロー芸人】サイクロンZ。いのけんとビギン!ナウの芳賀をアシスタントに従え、おっちょこちょいなマジックショー!

風藤松原4位【バラード漫才】風藤松原。学生時代のイチャイチャドキドキデートをしたいからと、風藤に“風子ちゃん”になってもらうようお願いする松原。果たして、このデートは上手くいくのだろうか?とドキドキの漫才。

エキシビジョンが終わり、後はファイナルを残すのみ。しかし、ここで超豪華なゲストコーナーが組み込まれる。なんと・・・“太田プロの女性芸人といえば”この二人!柳原可奈子と山田邦子が登場する。
柳原可奈子は、幼い子供を持つ母が同じように子供を持つ人の家に遊びに行く。柳原の演技で、何も無い空間にどんどん子供や友人や料理などを浮かび上がらせてしまう。本日も憑依が素晴らしかった。

山田邦子は、バスガイドに扮しものまねメドレーなどを披露した後、ものまねも取り入れつつ“やまだかつてないwink”の「さよならだけどさよならじゃない」を歌う。歌詞を見なくてもほとんど歌えてしまう程、小学生の時に何度も何度も歌った「さよならだけどさよならじゃない」を聴け感動してしまう。

そんな豪華なゲストコーナーの後はいよいよ、ファイナルだ。年間ポイント数1位のタイムマシーン3号とセミファイナル勝者のインスタントジョンソンが激突する!

インスタントジョンソン セミファイナル勝者【ファイナルよろしくちゃ〜ん!】インスタントジョンソン。センターマイクの前に立つ三人に「ん?漫才?」と疑問に思うと、すぐさま「ありとあらゆる物を・・・」とゆうぞうとじゃいが言い出す。それに対し、スギ。は「タイムマシーン3号が“M-1”でやったネタに似てない?」と言うのだが・・・。度肝を抜かれた堂々たるパクリ漫才に、拍手喝采!予想できない展開に、会場は大盛り上がり!!そして、インスタントジョンソンの姑息な挑戦に、タイムマシーン3号はどう迎え撃つのか!?

タイムマシーン3号1位【頑張れ半袖!負けるな短パン!】タイムマシーン3号。
登場するや否や「太田プロ最低!」「汚れてる」となじるも、「あのね、プロレスの入場曲を考えて来た!」と関も応戦しようとし会場大爆笑!山本が「杉山打つ〜ぞ杉山打つ〜ぞ杉山打つ〜ぞ〜」と歌うと関も「あい!」と相槌し、野球の応援団をパクろうとするアドリブ部分でも腕をみせつけ、関が落語を勉強しているという漫才でも匠の技でお客さんをぐいぐい引き込んだ!!!

エンディングでは全員が登場する。集計中、タイムマシーン3号関は「今日優勝して、トレンディエンジェルに見せつけたいと思います!」と熱く語った。「“M-1”を見てつくった」と堂々と言い放つインスタントジョンソンに「いつか太田の芸人だけで、僕らのトリビュートアルバムを出してほしい!」と山本は懇願。
そして、いよいよ結果発表となり緊張感が走る。しかし、おかまいなく新宿カウボーイかねきよが大暴れする。エンディング開始時からスベってもスベっても前に出続けるかねきよは、「なかなか心が折れないもんで、前に出れるんです」と言い放ち、会場は大爆笑!ハートの強さを見せつけた。

優勝発表は、山田邦子が担当。月笑2015勝者は「タイムマシーン3号」と叫んだ!

くじら

エンディングプレゼンターは『有吉ジャポン』(TBS)などで人気急上昇中のベルが務め、優勝トロフィーを渡した。そして、今年も客席から73歳のバネッサが近寄り優勝者へプレゼントを渡す。今までは漬物など年相応の品物だったが、今年のプレゼントの中身はうまい棒。その後すぐ戻り「私も、20歳の頃あったんですよ!」と客席から叫ぶバネッサに「“学校へ行こう”みたいになってんじゃねーかよ!『なーにー!?』じゃねーよ」と山本は王者らしくツッコんだ。優勝者には、ジャンパーや(名前と写真が入った)うまい棒300本や金一封など、豪華特典が次々と贈られた。ちなみに、バネッサと副賞のうまい棒のプレゼントが重なったのは全くの偶然だったのだとか。毎年、優勝者は単独ライブ開催もしているので、そちらも楽しみにしていただきたい。

エンディングちなみに、来月開催するタイムマシーン3号の単独ライブはすでに完売。追加公演をして、それも完売したのだと明かし関は「今、キテます!」と話した。M-1ファイナリスト、そして月笑チャンピオン連覇を成し遂げたタイムマシーン3号の今後に注目していきたい。また、通常とは違うやり方で月笑を盛り上げてくれたインスタントジョンソンにも賛辞を贈りたい。


来年の月笑は2月8日(月)からスタート!2015年はお世話になりました。おかげさまで、いっぱい笑って鮮やかな一年となりました。2016年もよろしくお願いします。また笑いに来てくださいね。お待ちしています!
(ライター:西田有希)

西田有希:1982年徳島県生まれ。2008年に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞をきっかけに、本格的に執筆活動を開始。またお笑い界にも精通しており、ライブリポートも数多く発表している。著書に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞作品を収めた「ファン」(主婦と生活社)がある。
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