2016年11月14日(月) 太田プロ月笑ライブ報告

2016年11月14日(月)太田プロ月笑ライブ報告

ホシノユキ来月はいよいよ、クライマックスシリーズです。レギュラー回最後となった11月も、占い芸人・ホシノユキが“前説の前説”を担当しました。ホワイトボードに描いた左手を使い、手相を分かりやすく解説します。月笑芸人の中で、ポジティブなのはギャルズのベーグル吉村、集中力がなくて飽きっぽいのは火災報知器の小林、マザコンなのはブラックパイナーSOSの内藤と“手相で”判明!イメージ通りだと思いましたが、みなさんはどう感じましたか?

FREE MONKEY前説を担当したのは、FREE MONKEY。積極的に一発ギャグを取り入れ、とにかく元気いっぱいに客席を盛り上げました!

オープニング MCはタイムマシーン3号の連勝を阻止したアルコ&ピース、アシスタントは窪真理が務めた。窪から、本日出演予定のタイムマシーン3号が残念ながら欠席で、代わりに360°モンキーズが2月以来の9ヶ月振りに出演することが発表されると「なかなかプロ野球選手のネタを見ることはないですから」と平子、「オフシーズンだから、ネタをやるってスゴイっすね!」と酒井がコメントする。四国アイランドリーグplus“愛媛マンダリンパイレーツ”に所属するプロ野球選手となった杉浦(選手登録名:サブロク双亮)、月笑復帰で何を語るのか注目だ!

GⅡコーナーは、ブラックパイナーSOS/ワールドヲーター/ロックス/サイクロンZ/ダックスハント/末吉くん/風藤松原/アンバランス/アイデンティティ/トップリードの10組が登場した。

ブラックパイナーSOSは、彼女が「友達と8人でスノボに行ってもいい?」と聞いてきたらどうするか。行かせるか行かせないかの葛藤を漫才に。一言も言葉を発することなく最高のパフォーマンスで魅せたワールドヲーターに、「悔しいかな…太田プロで一番世界に近いのは彼らなんですよ」とMC平子がコメントしていた。ロックスは、電気屋の鎌田にスーツ姿の男が話しかけてくると…。サイクロンZは、ヒット曲にぴったりとハマるシチュエーションで、キレのあるダンスを披露!ネタ後、MC平子が「サイクロンさんて、手品も上手だし、いろんなことできるじゃん?何であの人…あんなにさ、人間的に信用できないんだろうねぇ?」と不思議がり笑いを誘う。月笑初登場となるダックスハントは、コンビニ店員が夜勤で怖いと感じる時を。 狂気的なキャラを演じ、ダックスハントの存在を観客に印象付けた。末吉くんは、“平泉成”“北村総一朗”最後に“古舘伊知郎”のものまねで客席を沸かした。ぬくもりのある“お手製の枠”と、ものまねだけで、古舘さん出演のテレビ番組のあるシーンを忠実に再現できてしまう(観客の頭の中ではその状況がイメージできている)技術にも魅了された。風藤松原は、レポーターをやってみたい。松原が、卓球少女のお家訪問レポートをしてみると…。アンバランスは、山本ではなく黒川に通販番組のオファーがきた時のために練習しておきたいので、とある商品(?)を黒川が紹介することに。アイデンティティは、見浦と声優の野沢雅子さんが漫才をする設定。“ドラゴンボールZ”の次回予告のように月笑の次回予告をし始めると、観客はどんどん笑いの渦に巻き込まれていく。トップリードは、3歳の娘に“はじめてのおつかい”に出演させることになり激怒する父(新妻)。その行動には、父の愛情が隠されていた。

ブラックパイナーSOS ワールドヲーター ロックス サイクロンZ
ブラックパイナーSOS ワールドヲーター ロックス サイクロンZ
ダックスハント 末吉くん 風藤松原 アンバランス
ダックスハント 末吉くん 風藤松原 アンバランス
アイデンティティ トップリード    
アイデンティティ トップリード    

ゲストコーナーは、『カミナリ』(グレープカンパニー)、『錦鯉』(ソニー・ミュージックアーティスツ)、柳原可奈子(太田プロ)の3組が気迫あふれるネタを披露した。何故か水族館に行くネタが多く、それがこの後のGⅠコーナーに影響したのはライブならでは。

GⅠコーナーは、新宿カウボーイ/ギャルズ/インスタントジョンソン/360°モンキーズ/火災報知器/マシンガンズ/パーマ大佐/ぐりんぴーす/アルコ&ピースの9組が登場した。

「錦鯉でーす!」と、かねきよが言いながら登場した新宿カウボーイ。更に、自分は二刀流なのだと言い出し、かねきよがツッコミを披露する展開に。本日のサイコロの出た目は、“限りなく5に近い4”。ギャルズは、クリスマスネタなのだが臨機応変に「コント!水族館デート」とタイトルコールし爆笑をかっさらうと、いつも通りのドタバタで会場を沸かす。インスタントジョンソンは、オリンピックに出場し、準決勝で破れたバドミントン選手にアナウンサー(スギ。)がインタビューを行うととんでもない状況に!帰って来た360°モンキーズは、四国アイランドリーグの選手のものまねをした後、杉浦が「トライアウトを受けて、愛媛マンダリンパイレーツにピッチャーとして入団し一年間やってきました!成績は2試合先発しまして、全部で9試合投げて防御率1.98。チームも前期と後期で優勝、ダブル優勝しました!」と報告すると、盛大な拍手が送られた。杉浦がプロ野球選手として活躍する間、山内は一人でJr.ライブに出ていたようで…その成績を比較すると笑いとなる。杉浦の挑戦も素晴らしいが、相方を快く送り出せる山内も素晴らしく、二人の仲の良さが印象的だった。火災報知器は、高級焼肉店にやって来た上司と部下。そこで部下がとった驚くべき行動に目が離せない。マシンガンズは漫才で、西堀がいいことや道徳的なことを言うと、滝沢からは「嘘つけ!」の大きな声が…。童謡「森のくまさん」をアレンジした歌ネタでCDデビューすることが決定したパーマ大佐は、いろんな曲に対するツッコミアンサーソングを。ぐりんぴーすは、牧野が“平井堅”の曲『魔法って言っていいかな?』の良さを猛烈アピール!自分に当てはめた歌詞で熱唱すると、その熱が落合にも伝わって…。アルコ&ピースはつかみで(ぐりんぴーすのネタから)「偶然ですけど、僕らも何もできないがみなさんを笑顔にする魔法だけは持っているんです」と平子が話し、ネタのハードルを上げる。酒井が、女の子を口説くのは難しいから練習をしたいと平子にお願いして…自分たちで高くしたハードルを越える漫才を披露した。

新宿カウボーイ ギャルズ インスタントジョンソン 360°モンキーズ
新宿カウボーイ ギャルズ インスタントジョンソン 360°モンキーズ
火災報知器 マシンガンズ パーマ大佐 ぐりんぴーす
火災報知器 マシンガンズ パーマ大佐 ぐりんぴーす
アルコ&ピース      
アルコ&ピース      

マジ歌選手権企画コーナーは、『太田プロ歌うま!選手権』が行われた。以前開催した『マジ歌選手権』は、歌への入り込み度やマジ度を競ったものだったが、今回は歌唱力と表現力で競い笑いは一切必要がないというルールだが、果たして!?

一人目の火災報知器高松が“影山ヒロノブ”の「WE GOTTA POWER」をパワフルに歌うと、二人目のパーマ大佐がCMから話題となった“桐谷健太”の「海の声」を情緒たっぷりに歌い上げる。次に登場したブラックパイナーSOS山野は“Mr.Children”の名曲「抱きしめたい」を本人に似せた歌い方で披露すると、上手いのだが会場からは笑い声がチラホラと。やさしい雨は唯一コンビで出場し、“福山雅治”の「桜坂」を惚れ惚れする声で松崎が歌う。松崎と福山雅治さんとのギャップに笑ってしまう。吉本はギターとコーラスを担当した。アイデンティティ田島は、何故か野沢雅子さんのものまねのまま“ポルノグラフィティ”の「アポロ」を歌う。会場からは自然と手拍子が起こり、笑い声が止まらなかった。最後にアルコ&ピース平子が“尾崎豊”の「OH MY LITTLE GIRL」をマイクを使わず生歌で披露すると、観客は笑いながら聴き惚れた。「平子さんのOH MY LITTLE GIRL、俺、尾崎より聴いてるからね」と酒井が明かしていた。

火災報知器高松 パーマ大佐 ブラックパイナーSOS山野 やさしい雨
アイデンティティ田島 アルコ&ピース平子    

マジ歌選手権客席投票の結果、優しい雨に勝利の女神が微笑んだ。松崎は「めっっっちゃ嬉しい!このためだけに今日来たから!ネタやってねーから!」と喜びをあふれ出し「超嬉しい!ありがとう!」とお客さんに感謝すると、客席から盛大な拍手が送られた。

エンディング今シーズンのレギュラー回最後を爆笑で閉じた後、月笑芸人たちの心は来月のクライマックスシリーズへと向かった。昨年のクライマックスシリーズ、ファイナルで前代未聞の出来事が起こるなど爆笑に次ぐ爆笑だった。毎年、豪華な顔ぶれの太田プロゲストが出演しているので、今年も期待しよう。12月12日(月)をお楽しみに!
(ライター:西田有希)

西田有希:1982年徳島県生まれ。2008年に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞をきっかけに、本格的に執筆活動を開始。またお笑い界にも精通しており、ライブリポートも数多く発表している。著書に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞作品を収めた「ファン」(主婦と生活社)がある。
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