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邦:鷹さんは、その世界では、先駆者的な役割を果たされたかただと評価されていますが、そういうことは、どこから学んだんでしょう。
鷹:誰に教わるということもなく、僕に先生はいないですからね。

邦:やっぱり、天性なのかしら。女性を喜ばせられるというのは。
鷹:僕の本(『しあわせなH、ふしあわせなH』)でも書いているんですけど、セックスはテクニックじゃなくてマナーだと思うんです。女性を喜ばせてあげたいと思ったら、僕の中では、これぐらい当たり前です。
北:そういうことを、さらりと言うから。しかし、誰かが加藤鷹と全く同じテクニックを駆使しても、同じ現象がおこるとはいえないんだよね。セックスは耳と耳の間で感じるものだから。
邦:それって口ですか? って私は言っちゃったんですけどね。脳なんですね。
北:そう、脳で感じる複合感覚なんだよ。挿入に至るまでの環境、壁紙、ろうそくだとか、様々なものが影響するんですよ。
邦:そこで、ろうそくとか言っちゃうから、ムチっていう言葉が出ちゃうんですよ。キャンドルと言えばいいのに。
北:(笑)。餃子の次なのか、フレンチの次なのかでも違うしね。
鷹:どうチューすればいいんですかって聞かれて、とても困ってしまったことがある。いきなりセックスには行き着かないから、当然その前段階があるわけだけど。
北:歯を磨け。 
邦:まず、チューから、始めようかっていうのは、確かにありますよね。昔は部活の先輩なんかが、どうやってキスという状態に持ち込むかということを、教えてくれたりしたものだけれど、今は、そういうことも少ないらしいし。
鷹:僕らのころも『How To Sex』という本があったけれど、今の世代はもっとマニュアル世代で、第一歩を踏み出すのがヘタなんだと思う。足を出そうにも、目印がないと、出せない。
邦:確かに何もないとわからないものよね。この本が、バイブル的な役割を果たしているという部分もあるみたいよね。それでも、店頭で手に取るのが恥ずかしいという女性もまだまだ多いようで、インターネットが一番売れるんですって。いい時代になったということだけど。
鷹:そこが、僕から見ると、日本女性のダメな部分なんですよね。こういう風にしたら、こう思われるだろうという概念が変われば、もっと変わっていくだろうと思います。
北:人との関わり合いが、人生の多くを占めていると考えると、こういう種類の本がもっと出てもいいと思うんだけど。本屋の半分ぐらい。そうしたら、もっと手に取りやすくなるよね。
鷹:実際に、僕の本も売れるのはほとんどがアマゾンです。 |