山田邦子:かわいいね〜、そのジャケット。
山咲トオル:ありがとうございます。レディースなんですっ!!
でもマネージャーが「いっしょに歩くの恥ずかしいから仕事以外では着ないでほしい」っていうんですよ。
邦子:私なんかクリスマスはフツーにサンタクロースの衣装で丸正に行っちゃうよ。でもサンタはまだいいのよ、一人でトナカイの衣装で歩くのは、寂しいよ〜(笑)。
トオル:今日は、邦子さんのデビュー作「邦子のかわい子ぶりっ子」のレコードを持ってきました。
邦子:わあ、よく持ってたね!? 私持ってるかな…。いつだっけな……私がレコードデビューしたのは。
トオル:81年です。小学校6年生のときの遠足のときにこのモノマネをしたので、空で3番まで歌えます。
邦子:うひゃあ!! この衣装は、ジャケットを撮影するということになって太田プロで初めて買ってもらった衣装。副社長が3万円くれて「新宿のサブナードで買ってらっしゃい」といわれたの。
トオル:アハハハ。私、邦子さんや80年代のアイドルの方たち、小学校、中学校、高校のときにテレビで見ていた人とごいっしょすると緊張して石になっちゃうんです。「明星」「平凡」「近代映画」を全部買って読んでいたので、邦子さんがアイドルと対談しているページは愛読してました。
邦子:あったね、あったね。TBSで「パリン子学園」という番組があって、少年隊がデビューして、小泉今日子ちゃんと堀ちえみちゃんと松本伊代ちゃんだったかな…。
トオル:メインが邦子さんとキョンキョンとちえみちゃんの3人でした。
邦子:わあ、よっぽど私のこと好きだったんだ!?
トオル:アハハハ。
邦子:ああ!思い出した。その前に「ピンキーパンチ」という番組があって、芳恵ちゃんと伊代ちゃんが出ていて、その後に「パリン子学園」になって芳恵ちゃんが抜けてキョンキョンとちえみちゃんが入ってきたんだ。
トオル:でも私は沖縄だったので、放送されてなかくて番組は見てないんです。
邦子:エー!!見てないの。それにしては詳し過ぎるよー。
トオル:はい。だからすべては雑誌の情報なんです。
トオル:でも邦子さんは当時のアイドルのお姉さん的な存在でしたけど、皆さんとは3、4歳しか違わなかったんですよね。
邦子:そうなのよ。今じゃみんな大人になっちゃって、会うとおじさんとおばさん同士みたいで、変な感じ(笑)。当時はお笑いで女性っていうと一人だけだったから、ポジションが難しかったみたいね。でもいろいろアイドルの子達から相談はされたよ〜。
トオル:ヘえええ。
邦子:みんなかわいくて、ジャニーズの子なんか合宿所から脱出したくて、してくるんだけど、何をしていいかわからなくて自動販売機まで行ってジュース買って来たとか(笑)。
トオル:かわいい〜。でも、それがうれしいのね、きっと。そういえば私の姉が86年にデビューした売れないアイドルだったんですけど(笑)、小さいプロダクションだったのに厳しくて、仕事が終わると家にまっすぐ帰って一歩も外に出ない1年半だったっていってました。
邦子:へえ、お姉さんアイドルだったんだ。何年デビュー?
トオル:86年です。山瀬まみちゃん達と同じ年のデビュー。レコードデビューは少年隊の皆さんと同じ年でした。
邦子:今は?
トオル:地元の沖縄でジモティタレントしてます。
邦子:へえ〜。でもトオルちゃんはどうしてアイドルにならなかったの?お姉さんがやっていたんならなおさらお付き合いもあったでしょう。
トオル:高校2年のときにお話しはきたんですよ。でも、アイドルオタクだったから客観的に自分を判断することもわかってて、やっぱり男の子のアイドルはキツイよなと思って、ちょっとだけ話題になっても、1年か2年で消えちゃったらその後どうなるんだろうと……。やっぱり学校くらいは出ときましょうと思ったの。それでやめました。
邦子:そうか、でもやっぱりデビューできたね。少し遅くなったとはいえ、表舞台に出る人だったんだね。
トオル:月刊「デビュー」っていうオーディション雑誌があって、かたっぱしから200くらいオーディションは受けたんです。
邦子:写真とか撮って?
トオル:はい。友達に公園で撮ってもらったり。
邦子:ポーズつけたり、頬杖ついたり?
トオル:そうです。
邦子:アハハハ。でもそういう青春ってあるよね。私も18歳のときに何を血迷ったのか、資生堂の「花椿」っていう広報誌の表紙モデルに一般募集のときに応募して、ちゃんと写真屋さんに行って写真撮ってもらたもの。直立不動だけど(笑)。
トオル:アハハハ。
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