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2025.12.17

太田プロライブ月笑2025クライマックスシリーズの結果

太田プロライブ月笑2025クライマックスシリーズ

やっぱり面白い!
キングオブコント2025年ファイナリスト「青色1号」が連覇で年間王者に!

来年は賞レースの本命として日本中を沸かせてください!

青色1号
青色1号

”青はススメ”こと青色1号のプロフィールはコチラ

MCに酒井健太(アルコ&ピース)、宮下兼史鷹(宮下草薙)と横山由依が担当。

MCに酒井健太(アルコ&ピース)、宮下兼史鷹(宮下草薙)と横山由依が担当。

SEMI-FINAL FINAL結果表

SEMI-FINAL
青色1号 247
さすらいラビー 137
FINAL
青色1号 249
ライオンロック 130

クライマックスシリーズFINALでは、
キングオブコント・ファイナリストとして大きな注目を集める青色1号が勝者となり、
見事2年連続の年間王者に輝きました。

一方、ユニット「同期の休日」などでも人気を集め、
今回が初のFINAL進出となったライオンロックも、
堂々たる戦いで会場を大いに沸かせてくれました。
惜しくも頂点には届きませんでしたが、
その存在感とライブでの説得力は、確かに次のステージを予感させるものでした。

この悔しさと手応えは、必ず次の一年の糧になるはずです。
ファンの皆様の声援とともに、
ライオンロックが再びこの舞台に戻ってくる日を、心から楽しみにしています。

来年こそは――
さらなる進化を遂げたライオンロックの躍動に、どうぞご期待ください。

青色1号
皆様の温かい応援のおかげで、今年も我々の聖地・イイノホールにて「月笑クライマックスシリーズ」を満員御礼で開催することができました。
一年を通して積み重ねてきた若手芸人たちの挑戦と成長は、皆様からの拍手、笑い声、そして真剣なまなざしに支えられて生まれたものです。
舞台上の一瞬一瞬は、ファンの皆様と共に作り上げてきた時間そのものでした。
「月笑」は、観る側・演じる側という垣根を越え、同じ空間で同じ熱を共有するライブです。
その中心にいてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
来年もまた、新たな一歩を踏み出す若手芸人たちとともに、皆様と“進化し続ける月笑”を作り上げていければ幸いです。
今後とも変わらぬご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

集合写真1

集合写真

太田プロライブ月笑2026シーズン日程(予定)
2/9 3/9 4/13 5/11 6/8 7/13 9/14 10/5 11/9 12月CS未定
を予定しております。
会場は新宿三丁目のシアターマーキュリー新宿です。
よろしくお願いいたします。

太田プロライブ月笑 2025
<年間ポイント表>

総合
順位
芸人 2月  3月  4月  5月  6月  7月  9月  10月  11月  合計 優勝
回数
1 ライオンロック 18 18 20 20 17 19 17 17 14 160 2
2 青色1号 20 19 19 16 15 9 18 20 19 155 2
3 センチネル 15 9 18 19 18 16 20 19 20 154 2
↑ 12月クライマックスシリーズ出場圏内 ↑
4 さすらいラビー 19 13 9 18 19 20 19 18 18 153 1
5 それもまた一興 17 20 17 17 20 18 14 8 13 144 2
6 ハマノとヘンミ 13 10 16 14 10 17 15 10 16 121  
7 群青団地 14 8 14 8 16 15 9 16 16 116  
8 モシモシ 9 17 15 9 14 10 13 9 17 113  
9 ストレッチーズ 10 16 13 10 13 8 16 14 9 109  
10 ぷぅ 16 15 8 15 9 13 8 13 8 105  
11 サルベース 8 14 10 13 8 14 10 15 10 102  
12 サイヤング 7 7 7 7 8 12 4 0 5 57  
13 泥まみれ - 6 3 0 0 7 7 6 4 33  
14 リンゴゴリラ - 5 0 3 0 0 6 7 6 27  
15 FREEMONKEY 5 0 5 0 6 5 0 0 0 21  
16 グリーンバンバン - - 6 6 5 0 3 0 0 20  
17 天明ブラウン 6 4 0 5 0 0 0 0 0 15  
18 杉並スラッシャーズ 3 0 0 0 0 6 0 2 0 11  
19 せからし会 - - - - - - 6 4 0 10  
20 コダマペンギン - - - - - - - - 7 7  
20 ブルーバケーション - - - - 4 0 0 0 3 7  
20 杉山フミヤ - 3 0 4 0 0 0 0 0 7  
23 ドロシー - - - - - - - 5 0 5  
23 ぷぷぷ大東京 - - - 2 0 0 0 3 0 5  
25 アホロートル - - - - - 4 0 0 0 4  
25 ロックス - - 4 0 0 0 0 0 0 4  
25 鉄筋くらぶ57 4 0 0 0 0 0 0 0 0 4  
28 梵天 - - - - 3 0 0 0 0 3  

G1 1位…20p 2位…19位 3位…18p 4位…17p 5位…16p 6位…15p 7位…14p 8位…13p
G2 1位…10p 2位…9位 3位…8p 4位…7p 5位…6p 6位…5p 7位…4p 8位…3p
(不出場救済ポイントは廃止いたしました)
◎合計ポイントが並んだ場合の順位決定は、①1位獲得回数の多い順 ②直近での順位 ③前々回での順位 で決定いたし

2025年12月15日(月)太田プロ月笑ライブ報告

太田プロ所属の芸人による事務所ライブ『月笑』の年間王者を決める『太田プロライブ月笑2025/クライマックスシリーズ』が、12月15日(月)、東京・イイノホール&カンファレンスセンターで開催された。

2025年2月から11月までのポイントを集計し、ベスト3に入った芸人たちが年間王者を争う決勝大会。こちらでは、惜しくもクライマックスシリーズ出場権を逃した月笑芸人やゲストのネタも楽しめる。

年間3位のセンチネルと9位のストレッチーズが仕事の都合で欠場。これに伴い、10位のぷぅがエキシビジョンに繰り上がり参加し、4位のさすらいラビーがクライマックスシリーズで戦うことになった。前説は11位のサルベースが担当。自虐ネタを交えながら会場を大いに盛り上げた。

前説サルベース
前説 サルベース
タイムマシーン3号
タイムマシーン3号

いよいよライブがスタート。まずは、タイムマシーン3号(関太、山本浩司)の漫才から幕開けした。仕事の都合でオープニング早々ネタを披露することになった2人。「MCより前に出るの?」とツッコミを入れつつ、過去の月笑についてやセンチネルの話題で盛り上げていく。山本が「なかなか本題に入らないと思ったでしょ?……(会場を温めないと)我々も怖いんです!」と本音を漏らすと、関も「せめてもの遅延行為」と述べて爆笑を起こした。

ネタ終了後、今大会のMCである酒井健太(アルコ&ピース)、宮下兼史鷹(宮下草薙)、アシスタントの横山由依が登場。タイムマシーン3号とトークを繰り広げた。

タイムマシーン3号とトーク
タイムマシーン3号とトーク
MC 酒井健太(アルコ&ピース)
MC 酒井健太(アルコ&ピース)
MC 宮下兼史鷹(宮下草薙)
MC 宮下兼史鷹(宮下草薙)
アシスタント横山由依
アシスタント横山由依
宮下草薙

「(タイムマシーン3号が)めちゃくちゃ緊張していた。出番前もネタ合わせをしていて楽しみにしていたのに、めちゃくちゃ見たことあるネタだった!」と酒井。笑いを誘うと、2人は会場の雰囲気を察してネタを変えたと明かした。

「エキシビジョン」として2025年の『月笑』上位メンバーがネタを披露!

年間10位のぷぅは、ラブコメ漫画の王道シーンを再現。男子生徒がはなを取り合うが……。年間8位のモシモシは、豪邸でピアノを習っていると、先生の秘密が明らかとなる。年間7位の群青団地は、飲食店を開いた男のもとに祖母がやってくるコントを見せた。年間6位はハマノとヘンミ。現場で若手とベテランがある作業をするがうまくいかない。年間5位のそれもまた一興は、新人医師たちのもとに、特別講師として名医がやって来るコントを披露した。

ぷぅ
ぷぅ
モシモシ
モシモシ
群青団地
群青団地
ハマノとヘンミ
ハマノとヘンミ
それもまた一興
それもまた一興

「セミファイナル」は、年間2位の青色1号と4位のさすらいラビーのマッチアップ!

さすらいラビ―
さすらいラビ―

まずは、月笑2019年間王者で『ツギクル芸人グランプリ2025』ファイナリストのさすらいラビ―が漫才を披露。中田がパソコンを使うなかでの悩みを吐露する。尻上がりに熱量が上がっていくネタで、年間4位の実力を見せつけた。

マシンガンズ
青色1号

続いては、昨年月笑を初制覇し、今年は『キングオブコント2025』で4位となった青色1号が登場する。会社での噂話を同僚にするが、反応がイマイチ。続いてやってきた同僚に話すと……。KOCでも披露されたコントで会場を虜にした。

宮下草薙

審査の間は、エキシビションに登場した芸人たちが登壇。2026年1月13日に開催されるライブ『アルコ&ピース酒井軍団の会』の告知も行った。宮下は酒井軍団について「僕の中で一番悪名高い軍団」と述べて笑いを誘った。

セミファイナル
セミファイナル

観客投票の結果、「249票(青色1号)対130票(さすらいラビー)」で、青色1号が見事に勝利を勝ち取った。

決勝を前に自社ゲストのコーナー。宮下草薙(草薙航基、宮下兼史鷹)は、あるテーマの漫才を見せる。爆笑を起こしていたものの、途中から草薙が「お前がMCをやっててネタ合わせできなかった!」と宮下にクレーム。適宜アドリブも入れつつ、ここでしか見られないやりとりも見せていた。

宮下草薙
宮下草薙

アイデンティティ(田島直弥、見浦彰彦)は、田島の子どもがよく聴いているという『はたらくくるま』を題材にした漫才。ボケの一つひとつが強烈なパンチとなり、会場に笑いが巻き起こる。自身の武器である「ものまね」も巧みに織り交ぜ、満足度の高いネタを披露していた。

アイデンティティ
アイデンティティ

そんな2組とのトークでは、草薙が宮下の態度に苛立ち「コンビなのに上から仕切っている感じを出すな!」とブチギレ。酒井には「アルピーさんでMCやればいいのに!俺の宮下をとらないでくれ!」と述べて笑いを起こした。

一方、アイデンティティは、自分たちが出演していた頃よりもメンバーが様変わりしていた、と田島。「知らない芸人もいるので……」とあるものを見せて笑いを起こした。

宮下草薙とアイデンティティのトーク
宮下草薙とアイデンティティのトーク

「ファイナル」は、年間ポイント1位のライオンロックが、さすらいラビーを下した青色1号を迎え撃つ!

青色1号
青色1号

まずは、前回王者の青色1号から。文化祭の準備をしない同級生に苦言を呈する男子生徒。ついに2人は喧嘩になってしまう。そこで仲裁に入った先生がある提案をする。それぞれのキャラクターが活かされた展開で、狙ったところで爆笑が起こる完成度の高いコントだった。

ライオンロック
ライオンロック

続いては、ユニット「同期の休日」としても活躍し、今年は担当した『オールナイトニッポンX』でも話題をさらったライオンロック(長峰悠也、小林メイロ)が登場した。オートロックのマンションに引っ越したという小林。長峰のある行動に疑問を浮かべる……という漫才を見せた。

集計の間は、自社ゲストとしてマシンガンズ(滝沢秀一、西堀亮)が漫才を披露。「帰りたいやつは帰れ!」、「笑えよ!」と自由奔放に振る舞いながらも、声をかけてくるファンの違いについての漫才を見せる。2人の魂の叫びが繰り出されるたびに、爆笑が巻き起こっていた。

マシンガンズ
マシンガンズ

マシンガンズとのトークでは、2人が「今日はちゃんとネタをやったほう」と口を揃える。酒井が「舞台袖にいた芸人が“あんま勉強になんねーや”ってどんどん(いなくなっていた)」と暴露すると「なんなんだここの若手は!」と激怒し、笑いを起こしていた。

マシンガンズとのトーク
マシンガンズとのトーク
プレゼンター野呂佳代
プレゼンター野呂佳代

いよいよ結果発表。今回は、バラエティーはもちろん俳優としても活躍する野呂佳代がプレゼンターとしてかけつけた。いよいよ2025年の月笑王者が発表されるーー。緊張感に包まれるなか、野呂が「年間チャンピオンは……マシンガンズです!」と述べると、全員がズッコケ。笑いに包まれるなか、野呂は「マネージャーさんからボケてもいいと聞いたもので」と明かした。

改めて結果発表。「247票対137票」で青色1号が優勝!

今年はKOCでも結果を出し、多くの経験を積んできた彼らが悲願の2連覇を達成。賞金50万円を手にした。特に“クズ芸人”としても知られる仮屋は賞金ゲットに「よっしゃー!」と雄叫び。カミムラは「今年結婚した仮屋の奥さんがなぜか劇場を作っちゃったので、お金が必要だった」とコメント。一方、榎本がギャグ風に喜びを表現した際には、敗退したさすらいラビー・中田が「つまんないんだよ!」と割って入り、笑いを起こしていた。

本イベントの模様は、オンライン配信サイト「KIPz」にて、ストリーミングチケットが販売中だ(12月29日21時まで)。

青色1号が優勝
青色1号が優勝
優勝青色1号
優勝青色1号
優勝青色1号
優勝青色1号

イベント終了後、報道陣の囲み取材が行われ、青色1号、酒井、宮下、横山が出席した。青色1号は、以下のように喜びを爆発させた。

「お笑いを始めて初の2連覇でした。KOCにいった年に優勝できたのが嬉しいです。今年、仮屋の奥さんが、中野に劇場を作っちゃったのもあってすぐにお金が欲しかった。(賞金を出してくれた)社長ありがとうございます!」(カミムラ)

「本当に本当に……お金がもらえて良かったです。また来年も連覇したいと思います!」(仮屋)

「太田プロに入ったからには月笑で連覇したいと思っていたので、2連覇できてすごく嬉しいです。3連覇、4連覇できるように頑張ります」(榎本)

MCと青色1号会見
MCと青色1号会見

続いて、MC陣にもマイクを向けられた。月笑クライマックスシリーズで初MCを務めた宮下は「僕らが月笑に出ていたときは、賞金がなかったのでうらやましい。賞金が50万円ならプレイヤーとしても参加したいですね。こうして若手が盛り上がっていると、事務所も活性化されると思うので、すごくいいと思います」とコメント。酒井も「少しずつみんな忙しくなり、仕事で来られなかった芸人もいましたが、青色1号にはその先頭を走ってほしい」とエールを送った。

一方、横山は、昨年自身の結婚発表直後の月笑だったこともあって、話題を奪う形となった、と回顧。「青色1号さんには『申し訳ないな』と思っていました。今回また優勝されて、心からおめでとうございますという気持ちです」と祝福の言葉を送っていた。

エンディング
エンディング
集合写真
集合写真
集合写真
集合写真

次回『太田プロライブ月笑2026/2月ROUND』は、2026年2月9日(月)に開催予定。場所はシアターマーキュリー新宿。太田プロJr.ライブは1月25日(日)、関交協ハーモニックホールで開催予定だ。お楽しみに!

浜瀬将樹(はませ・まさき)1984年生まれのライター。各エンタメサイトにて、お笑い、ドラマ、映画などのコラムやインタビューを担当している。